階級エアライン

Welcome on board! 機長がクレジットカード、ポイント、マイルを解説します

フライトも仕事も定時運行で行こう

フライトの定時(定刻)は飛行機が駐機場を離れた時刻を出発時刻、目的地の駐機場に停止した時間を到着時刻としています。飛行機機材は折り返しのフライトで使われることも多いですのでこの定時運行がとても大切になってきます。

このため、各航空会社ではこの定時運行(定時到着率)を上げるために色々と工夫がされています。

測定方法や時期によって異なりますが、ANAJALもアジアパシフィック地域で1位になるなどかなり高い定時到着率を維持しています。

 

保安検査場締め切り時刻の設定

2018年12月から羽田空港国内線のANAだけ保安検査場の締め切り時刻が15分前から20分前に繰り上がっていますので注意が必要です。

機長も普段から定時運行に協力していますが、過去に一度だけ寝坊して保安検査場をギリギリで通過して、ファイナルコールで名前を連呼されたことがあります(猛反省)

 

優先搭乗

小さな子供連れや搭乗に手伝いの必要な人を優先して搭乗させることで、その後の乗客の搭乗がスムーズとなり、定時運行への協力となります。

 

その他の取り組み

機材への荷物の積み込みや取り出し、機内整備の効率化等乗客の目に見えないところで運行の改善が行われており、こうしたものの積み重ねも定時運行に貢献しています。

 

高い定時到着率の結果?

高い定時運行の結果でしょうか、ANA/JAL共に残業も少なくなっているようです。その分シフト制の勤務がしっかりしているということになるでしょうか。

 

成田空港運用時間延長とカーフュー

成田空港の発着時間が2019年10月末から1時間延長されて午前0時までになります。

空港によっては最終便の発着時間に制限があるため、定時運行の中でも特に注意が必要と思われます。この制限時間を1分でも遅刻すると即発着禁止かというとそうでもなく、予備の時間(カーフュー)というものが設定されています。