Boseの最新型ノイズキャンセリングヘッドホン「Bose QuietComfort Ultra Headphones」を購入しましたのでそのレビュー記事となります。
- 新たなヘッドホン購入の背景と選定基準
- 試聴の結果、Bose QuietComfort Ultra Headphonesに決定
- 本体の機能と付属品の紹介
- Bose QuietComfort Ultra Headphonesの新機能
- 音の設定と評価
- ゲーム用途での評価(ゲーミングヘッドホンとしての使用)
- (追記)機内でのノイズキャンセリング機能
- (追記)長時間のバッテリー
- Bose QuietComfort Ultra Headphomesまとめ
新たなヘッドホン購入の背景と選定基準
ここしばらく機長は手軽に使えるイヤホンを使っていたのですが、長時間使っていると耳の不調が多く、もっと耳のことを考えてイヤホン・ヘッドホンを買い替えようということになりました。
今回機長が新たなイヤホン・ヘッドホンを選ぶための基準として以下の4点を設定しました。
1. 形状
外耳炎のことも考えて形状は耳になるべく入れないタイプのもの。耳に入れるカナル型イヤホンよりは耳をすっぽり覆うアラウンドイヤー型ヘッドホンを優先することにしました。
2. 付け心地
長時間使うことを想定して付け心地の良いものでかつ軽いもの。機長はやや頭が大きめのサイズだと思いますので、ヘッドホンの側圧が弱いものやクッションが付け心地の良いもの。また、長時間使うことを考えるとなるべく重量の軽いものを重視しました。
3. 使いやすさ
耳鼻科では骨伝導イヤホンを勧められましたが、試着した限りでは独特の耳にひっかけたり乗せたりする装着感が機長には合いませんでした。普通に耳に装着するタイプが使いやすいと感じました。
4. 音質
機長は音の専門家ではありませんが、手持ちの音源等でじっくり視聴して自分なりに納得の音質のものを選ぶことにしました。
試聴の結果、Bose QuietComfort Ultra Headphonesに決定
上記の4点を重視して様々なヘッドホンを試着、試聴した結果、最終的に機長は、「Bose QuietComfort Ultra Headphones」を購入しました。
以前、機長はBoseのQuietComfort 35(QC35)を使用しており、JGC修行にも使用して機内で快適に過ごした経験も選定の理由の一つとなりました。
・ノイズキャンセリングヘッドホンを使用したJGC修行の記事
視聴はチーフパーサー(妻)も一緒に行ったのですが、QC Ultra Headphonesに搭載されているイマーシブオーディオ(空間オーディオ)にとても感動して購入の後押しとなりました。
本体の機能と付属品の紹介
ヘッドホン本体
本体色はブラックを選びました。ホワイトスモーク、サンドストーンは良い色なのですが、少し汚れが目立ちそうかなと思いました。ヘッドホン本体はオーバーイヤーヘッドホンとしてはとても軽く、抜群の装着感です。
付属品
キャリーケース(収納ケース)
収納はイヤーカップの位置がケース内で固定されており、必ずヘッドホンの左カップを折りたたんで収納する方式です。QC35ではケース内に収まれば左右どちらのカップを折りたたんでも収納できました。
キャリーケース内のタグに折りたたみ方が記載されています。(写真左下)
オーディオケーブル: 1.2m(2.5mm - 3.5mm)
有線接続するための接続ケーブルです。
USBケーブル: 0.3m(A to C)
充電用のUSBケーブルです。ケーブル類はキャリーケース内のポケットに収納することができます。
QC35には機内オーディオ用の2本のジャックへの変換プラグが付属していて収納ケースの専用スペースに収納できたのですが、QC Ultra Headphonesには付属していませんでした。最近はほとんど通常の3.5mmジャックで有線接続できるのであまり問題にはならないでしょう。
Bose QuietComfort Ultra Headphonesの新機能
装着検出
センサーを使用してヘッドホンの着脱を認識する機能で、ヘッドホンを外すと音楽が一時停止し、ヘッドホンを装着すると再開することができます。AirPods等のイヤホンには搭載されていた機能ですが、Boseのヘッドホンには初搭載だと思います。
CustomTuneテクノロジー
耳に合わせてサウンドを自動調整する機能が搭載されています。
「耳に合わせて」となっていたのでアプリで横顔や耳の写真を撮るのかと思っていたのですが、何も準備の要らない全て自動調整になっていました。ヘッドホンを着けて電源を入れた時に鳴る起動音で耳の形状などを測定しているようです。
ボリュームストリップ
ボリュームストリップと呼ばれているイヤーカップの溝をスワイプする方法で音量の調節が可能です。ボタンの操作に比べるとちょっと慣れない操作方法となっています。
ショートカット
ボリュームストリップを長押しすることでショートカット機能も利用できます。ショートカットには「バッテリー残量の確認」「イマーシブオーディオの設定」「音声アシスタントへのアクセス」「Spotifyへのアクセス」の設定が可能です。
音の設定と評価
QC Ultra Headphonesに設定できるヘッドホンモードは3種類あります。
Quietモード:従来のノイズキャンセリングモードです。
Awareモード:外音取り込みモードで、ヘッドホンをしていながら周りの音を聞き取ることもできるモードです。
Immersionモード:イマーシブオーディオの設定が「移動」に設定され、ノイズキャンセリングとイマーシブオーディオの両方を楽しむことができます。
イマーシブオーディオは2種類の設定が可能です。
静止:サウンドが前方から再生されているように聞こえて、左右に頭を動かしても常にその位置が変わらず、常に正面から音がなっているように聞こえる設定です。椅子に座る等静止して利用するときに最適です。
移動:サウンドが頭の動きに合わせて位置を変える設定です。移動中などに利用すると安定して聴くことができ、最適な設定となっています。
Quietモードでもとても良い音で聞こえるのですが、Immersionモードに変えると音に広さや深さなどの立体感を感じることができます。
イマーシブオーディオは専用の音源やアプリを必要とせず、ヘッドホンの機能で実現できているのがすごいと思いました。いつも聴いている音楽もイマーシブオーディオを設定すると一気に音が変わって広がりを感じるようになります。
また、ノイズキャンセリング機能もとても優秀でOnにすると一気に周りの音が消えて音楽に集中することができます。Awareモードもヘッドホンをしたまま自然に周りの音を取り込むことができています。
ゲーム用途での評価(ゲーミングヘッドホンとしての使用)
手持ちのゲーム機に接続してゲーム用途での確認を行いました。
Nintendo Switchとの接続
Nintendo SwitchとはSwitch本体の機能にあるBluetooth オーディオ接続機能を利用したワイヤレス接続とSwitch本体のヘッドホン端子に付属のオーディオケーブルで繋ぐ有線接続の両方で接続できました。
Bluetooth接続の場合、iPhoneで音楽を聴くのと同様にノイズキャンセリングが利用できますが、わずかに音声の遅延があります。ゲームプレイにはほぼ支障はないかと思います。
PlayStation 5との接続
PlayStation 5とはBluetoothオーディオでのワイヤレス接続は行えず、コントローラのヘッドホン端子に有線接続する方法のみで接続できました。
有線接続の場合には遅延は発生せず、ノイズキャンセリング機能の効果もあってゲームに集中することができました。ゲーム中の音楽も広がりを感じることができ、普段遊んでいるゲームでも違った印象を受けました。
(追記)機内でのノイズキャンセリング機能
国内線、国際線の機内でBose QuietComfort Ultra Headphonesを試してみました。やはりノイズキャンセリング機能はとても強力で飛行機のエンジン音などを消すことができ、静かに快適に過ごせました。一方で機内アナウンスなどが聞きづらくなる場面もありましたので利用には注意しましょう。
(追記)長時間のバッテリー
小型の完全ワイヤレスイヤホンに比べてイヤーカップなどの本体の大きさがある分、長時間連続で利用できるバッテリーが搭載されています。充電やバッテリー切れの心配なくヘッドホンが利用できるのはとても快適です。毎日1時間通勤時に使用したとしても週1回の充電で充分だと思われます。
Bose QuietComfort Ultra Headphomesまとめ
装着感はとても快適で長時間使用していても負担を感じません。
また、ノイズキャンセリングも非常によく効いており、音楽に没頭することができます。その音楽もイマーシブオーディオにより立体的空間的に楽しむことができるようになっています。
価格はそれなりにしましたが、Bose QuietComfort Ultra Headphonesは大満足の製品でした。次は是非機内でノイズキャンセリングの機能を試してみたいと思います。